認定セミナー
Virtual / Classroom
オンラインセミナー
リモートワークの生産性と行動スタイル
HRD株式会社作成 DiSC®の著作権は、米国Wiley & Sons社が保有しています。
私たちは、先の見通せない未知の時代にいます。そのことは間違いありません。そして今、多くの人が在宅勤務に移行せざるを得ません。しかしこれは、必ずしもチームワークやコミュニケーション、企業文化が必要なくなることを意味しません! 私たちはDiSC®から得られる知見を活用し、働く人々にとって在宅勤務がどのようなものになるか、以下にスタイルごとの役立つヒントをまとめました。ここから、ご自身やチームメンバーが、リモートワークで最大の成果を出す方法、そしてモチベーションとチームへの貢献、生産性を確実に維持できる方法を見つけてください。
Dスタイル(主導)直接的、意志が強い、成果重視
- 在宅勤務のメリット(良い点)
-
- 無駄なコミュニケーションが減る
- 自分で目標設定ができて無駄なく効率的
- 邪魔をされない、スピードを緩めなくて済む
- 短縮された通勤時間も有効活用できる
- 会議が短くなった
- 単独行動はむしろ好き
- 在宅勤務のデメリット(ストレス)
-
- 指示を出してすぐに動かせる相手がいない
- 管理が及ばない、様子が分からず相手をコントロールできない
- 組織での意思決定に時間がかかる
- 間接管理業務や報告などがまどろっこしい
- 働き過ぎる、暴走する
- 表情が見えないので、よりコミュニケーションが簡素で強くなってしまう
- 生産性を高めるための対策
-
- 時間をプランするなど、メリハリをつける
- 定期的なコミュニケーションの場を設定し確認をする(朝・夕会など)
- 自分から話しかけ、双方向のコミュニケーションを心掛ける
- スケジュールを公表し、邪魔の入らない環境を作る
- 意思決定タイミングを、関係者とあらかじめ決めておく
- 相手へのケアの一言を忘れない
iスタイル(感化)社交的、おしゃべり好き、活気がある
- 在宅勤務のメリット(良い点)
-
- 自由気ままに好きな場所で、解放感を味わえる
- オンラインで今まで会えなかった遠方の人とも気軽に話ができる
- 新たなツールなどを試すことができる
- 昼からお酒を飲んだりお風呂に入ったりできる
- 細かく指示をする人がそばにいなくて気楽
- 直接顔を合わせられず、メリットは無い
- 在宅勤務のデメリット(ストレス)
-
- 熱意・感情が伝わりにくい
- 人と会えずに寂しい
- 話を聴いてくれる相手がいないので発想が広がらない
- 気が散って仕事以外のことをしてしまう、気づいたらネットショッピングをしている
- 称賛を受ける場面がない、褒められない
- チャットやメールのみの反応では物足りない
- 生産性を高めるための対策
-
- 業務とは離れた雑談のための場を設定する
- オンライン飲み会やオンラインミーティングを頻繁に開催する
- 机や椅子などにお金をかける
- 「いいね」や「拍手」、「88888」などで承認する
- やりたいことに次々とトライする
- 適度な散歩など、気分転換を取り入れる
Sスタイル(安定)穏やか、協調的、サポーティブ
- 在宅勤務のメリット(良い点)
-
- ゆったり自分のペースで仕事ができる
- 人に気を使わないで済む、気疲れしない
- 怖い相手に会わずに済む
- 家族との時間を味わえる
- 毎日着実に進められる
- 落ち着いた環境で取り組める
- 在宅勤務のデメリット(ストレス)
-
- 他の人の感情や状況が分からなくて心配になる
- 先行きが分からない漠然とした不安
- オンラインミーティングでの発言タイミングが難しい
- チームの役に立っているのか、どう評価されているかわからない
- 何かと相談されて断りきれない
- 自分からは話しかけにくく、関係の薄い人とは余計に疎遠になってしまう
- 生産性を高めるための対策
-
- ホウレンソウをこまめにする
- オンライン飲み会が延長されても途中で抜けにくいので、終了時間を決めておく
- 身近な相談相手、メンターを確保しておく
- 毎日取り組めるルーティーンワークを作る
- 予定をあらかじめ他の人と共有して話しかけやすいようにしておく、してもらう
- 道端のたんぽぽに話しかける、土いじりをする
Cスタイル(慎重)分析的、論理的、冷静
- 在宅勤務のメリット(良い点)
-
- 一人の仕事に集中できる、他の人に邪魔されない
- 計画的・効率的に取り組むことができる
- 分析し、じっくり考える時間を確保できる
- インプット・自己啓発に取り組める
- オンライン会議のほうが感情を交えずに話しやすい
- 最高!やっと自分の時代がきた
- 在宅勤務のデメリット(ストレス)
-
- 質を追及しすぎて、長時間労働になってしまう
- 必要な資料が手元に揃わない
- 指示の不明瞭な仕事がきても、確認をしにくい
- オンラインミーティングでもめるのはやめて欲しい
- 過度なオンライン飲み会がストレス、オンラインミーティングでの顔出しもできれば控えたい
- 雑談がないと、必要な情報が入ってこないことが分かった
- 生産性を高めるための対策
-
- 時間割を作る
- 仕事とプライベートの線引きを明確にしておく
- あえて自分から会話する機会を作る
- オンラインミーティングでは、いつもより感情表現を意識する、笑顔の練習
- カメラにセロハンテープを作って画像をぼやかす
- このままでよい、オフィスいらず
★すべてのスタイルに共通のヒント★
- 毎日のルーティンを作りましょう。
- 最低でも30分の運動を毎日行うよう心掛けましょう。
- 仕事中に集中できるよう専用のスペースを作り、仕事のあとは気持ちを切り替えてリラックスしましょう。ベッドで仕事をしてはいけません。長時間仕事ができる快適な環境であるか確認しましょう。
- To Doリストを作り、チームと定期的に連絡をとりましょう。
- 集中を維持しましょう。多少のBGMはいいかもしれませんが、テレビは消しておきましょう!
- ある程度の社会的交流を必ず持つようにしましょう。Zoom等で同僚と会話するのは良いアイデアです。また、しばらく話をしていない人に連絡するのも良いでしょう。
- 一日の仕事を終えたらくつろぎましょう。仕事モードになるには、人によってはいつものように服を着替え、髪を整えたり化粧をしたりすることを好むかもしれません。もしカジュアルな服でベストな仕事をできるなら、それでかまいません。
- するべきことは、あなた自身にとって効果のあることです! 私たちは一人一人異なり、全員がその違いを尊重する必要があります。あなた自身がもっとも効果的に仕事をするため必要なことに注意を払い、生産的になるためのあらゆる環境を自分自身に用意しましょう。