タイプ別とは?
心理学において、個人の性格や行動を理解するためには、2つの異なるアプローチがあります。「タイプ別」は、心理学における「類型論」に当たる表現です。
類型論(Type Theory)
類型論は、個人をいくつかの明確な「タイプ」に分類します。このアプローチでは、特定のタイプに共通する特徴をもとに、個人の性格や行動を予測します。例えば、外向性と内向性といった分類があります。
- 特徴: 固定的で簡潔
- メリット: 分類が簡単で理解しやすい
- デメリット: 個別の違いや変化に対応しきれない
特性論(Trait Theory)
特性論は、性格を複数の独立した特性の強弱として捉えます。性格は連続的であり、個人の特性の組み合わせによって理解されます。DiSC®理論にはその例です。
- 特徴: 連続的で柔軟
- メリット: 個人の複雑さや変化に対応可能
- デメリット: 測定や評価の難易度が高い
違い
- 類型論: 個人を少数のタイプに分類する簡潔なアプローチであり、固定的ですが、個別差を捉えきれません。
- 特性論: 性格を複数の特性で理解し、柔軟に個別の違いを反映できます。
特性論は現代心理学で広く支持されており、個人の成長や変化に対応するため、実践的で有用です。
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