ヒトの可能性を信じるすべての組織へ
~ THE POWER OF WE™ ~
株式会社ブレインパッド 取締役ビジネス統括本部本部長 関口朋宏氏
ビジネスコーチ株式会社 取締役人材マネジメント本部本部長 山本佳孝氏
サノフィ株式会社 ビジネスオペレーション&サポート本部 研修グループマネジャー 中村隆尋氏
今回のパネルディスカッションは、プロファイルズ 社 が 提 供 す るProfileXT®、CheckPoint360°TM(CP360)を人材採用、育成、組織開発などに活用した企業の人事分野のプロフェッショナルに、導入の目的やその成果などについて語り合っていただいた。HRDグループ側がパネラーにあらかじめ質問を用意し、会場の参加者から関心度の高い質問をセレクトしてもらい、ディスカッションする形式で進められ、パネラーと参加者が一体となったディスカッションが実現された。
登壇者のご紹介
株式会社ブレインパッド 取締役ビジネス統括本部本部長 関口朋宏氏
ビッグデータを活用しクライアント企業の経営刷新などを実現する戦略的コンサルタント企業。
採用にProfileXT®を活用し成功している。
ビジネスコーチ株式会社 取締役人材マネジメント本部本部長 山本佳孝氏
組織の生産性を高め、より良い組織づくりのためのコーチング、人事制度サービスなどを展開。
前職ではDiSC®とCheckPoint360°™を自社に導入。
サノフィ株式会社 ビジネスオペレーション&サポート本部 研修グループマネジャー 中村隆尋氏
医療用医薬品の研究・開発を事業としており、営業部門の人材育成にPXTを導入。
パフォーマンスモデルを構築している。
今回のパネルディスカッションは、プロファイルズ社が提供するProfileXT®、CheckPoint360°TM(CP360)を人材採用、育成、組織開発などに活用した企業の人事分野のプロフェッショナルに、導入の目的やその成果などについて語り合っていただいた。HRDグループ側がパネラーにあらかじめ質問を用意し、会場の参加者から関心度の高い質問をセレクトしてもらい、ディスカッションする形式で進められ、パネラーと参加者が一体となったディスカッションが実現された。
Q アセスメントの導入の結果、組織のマネジメントはどう変化したか
山本 CP360導入の目的は役員を対象に上司と部下が直接面談する1on1の効果を定量的に把握するためでした。アセスメント導入による行動変容を測定するため数カ月後にもう一度導入しました。またEverything DiSC®も導入しましたが、これらのアセスメントに対して最初は抵抗感を持っていたのが、修了する頃には共通言語ができたと高く評価され、ほかのチームでも活用したいという声も聞かれるようになりました。
中村 PXTを活用してハイパフォーマーモデルを作成すれば、何が足りないのかを明確にすることができると考え導入しました。「数的推理」と「判断の客観性」における課題が分析されました。これからの人材採用でこれらを克服できるように組織として取り組んでいきたい。
関口 弊社はAIやデータを利用した最先端のコンサルティングを事業としているので、何を基準に採用していいかのモノサシがありません。そこで実績を上げている社員をピックアップ、PXTを活用してハイパフォーマンスモデルを作りました。これを採用候補モデルとして面接の際の基準ができたことで、応募者の資質などに費やす面接時間が非常に短縮できました。その分、弊社のアピールなどに時間を充てるなど、面接を有効に進めることができるようになりました。
Q 仮にパネラーの皆さんがアセスメントを提供する立場であったら、どんなセールスを展開しますか?
山本 人事部門の担当者には、このアセスメントを使えば社員の長所や魅力、知見などについての情報を、整理されたものとしてストックできることを訴求したらよいでしょう。その人事担当者が他の部署に異動になったときなど、役員や引継ぎ相手に宝物である社員の情報をスムーズに引き渡すことができるのは魅力的だと思います。
関口 弊社の本業はデータ分析ですが、最近は人事データを使った分析をしたいというクライアントも増えています。しかし、企業の持っている人事データは基準、客観性に乏しく使い物にならない。セールス先の企業には、このアセスメントを導入すれば人事データのクオリティが格段に上がると売り込めばいいのでは。
中村 先方の企業の導入目的をヒアリングし、そのアセスメントの導入によって、すべての社員を巻き込み、活性化できるようにすることが大切です。そうした仕組みづくりを先方の担当者と一緒にアレンジしていったらセールスに成功すると思います。
Q アセスメント導入のプロセスは? 社内の反響や懸念材料についてお聞かせください。
関口 PXT は少し価格が高いアセスメントのためROIが問われたが、ジョブマッチのアセスメントとして最適であり、採用に失敗したときのコストを考えればむしろ安いと思いました。
山本 自分でDiSC、PXT、CP360のすべてのアセスメントの資格を取得したので、良いアセスメントだと実感できたのでトップに対して自信をもってプレゼンすることができました。
中村 導入において影響力を有するビジネスヘッドが興味をもつようなPXT活用シーンを提示することで、導入はスムーズに進むと思います。
参加者アンケートから
ハイパフォーマンスモデルで数値化することが人材の活用につながると思った。
アセスメントはあくまでツールであり、目的をもって導入することの大切さを再認識した。
人事データの扱い方、パフォーマンスモデルの作り方について他社の事例を知ることができた。
2020年04月05日