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Wiley社ジェフリー・シュガーマン副社長が来日 経団連などでプレゼンテーション、職務マッチングの重要性を参加者にシェアする

Wiley社 副社長 ジェフリー・シュガーマン氏

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ワイリー社ジェフリー・シュガーマン副社長が来日し、2015年12月10日に日本経済団体連合会(経団連)、翌11日に在日米国商工会議所(ACCJ)において「複雑化する労働市場における高度人材の募集・育成・定着」をテーマに講演が開催されました。経団連の講演は、雇用政策委員会国際労働部会の主催によるもので、経団連側から約70名が参加、会場は満席状態の盛況で、参加者はシュガーマン氏の説得力あるプレゼンテーションに熱心に耳を傾けていました。

登壇者のご紹介

Wiley社 副社長 ジェフリー・シュガーマン氏

企業と就労者のミスマッチを防げ

満席状態の経団連講演会会場

シュガーマン副社長の講演は、日本の代表的な企業・団体によって構成される経団連及び在日米国商工会議所の両団体が、米国における人事・人材開発の状況について最新の情報を会員に知ってもらいたいという趣旨から開催されたものです。わが国の企業にとっても、人の問題は企業の業績に直結するテーマであり、効率的・合理的な採用から人材育成、適材配置による職務マッチングまでをどう構築するかが最大の課題となっています。シュガーマン氏は、講演の中で「日米の企業において高度な人材に欠員ができた際の後任者探しの難しさ」や「4年制大学卒業者の未就労、非正規雇用の割合が世界的に見て過去最大規模になっている」と指摘、その背景として「企業と就労希望者の間のミスマッチがある」と述べています。

科学的なアセスメントでエンゲージメントの向上を実現

経団連の講演会で熱弁をふるうシュガーマン副社長

シュガーマン氏は、こうした背景を踏まえ、企業と人材のミスマッチを防ぐためには、「潜在的な」能力を持った人材の発掘が必要であり、従来とは違った人材へのアクセスによるより正確で科学的な人材評価(アセスメント)が求められていると語っています。満席状態の経団連講演会会場これから世界の人材市場は優秀な人材の枯渇現象が予測され、人材のエンゲージメントの重要性が一層増していくと考えられています。シュガーマン氏は、「エンゲージメントの高い人材はより生産的であり、離職の傾向が低い」と述べるとともに、「会社全体共通のデジタル・トレーニング・プラットフォームを構築し、一貫性のある学習体験を可能にする」ことが「エンゲージメントの向上と雇用の維持につながっていく」と力説しました。

わが国の人事・人材開発の文化・システムに一石を投じる

これまでともすれば、日本の企業の人材採用においては面接を重視し、適材配置に関しては少数のマネジャークラスの判断によって決定されてきたきらいがあります。シュガーマン氏がグローバル視点の導入、自社の成功モデルの構築、採用・育成・評価・配置計画の一貫したシステム管理運用の重要性を訴えたことは、わが国の人事・人材開発の文化・システムを根本的に改革することにつながる可能性を持っています。なお、経団連におけるシュガーマン氏の講演は、日本経済団体連合会の機関紙「経団連タイムズ」に「グローバル人材の育成・マッチングに関する講演会開催」として掲載されています。

2015年12月10日

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