次世代を担う女性リーダー成長の軌跡
- 創業者の理念を現代の組織マネジメントに落とし込む -

パンデミックが引き起こした環境変化により、あらゆる業界が大きな変革期を迎えています。消費者の生活様式も様変わりを見せる中、小売・流通を中心に事業を展開してきたイオン株式会社も、変革の時を迎えています。

とくに不確実性の高い現代においては、多様な人材の視点を事業活動に取り入れることが重要であり、とりわけ次世代を担う女性のリーダーの活躍は経営テーマとなります。しかしながら、どのように社内の女性リーダーを発掘し、育成していけばよいでしょうか。特に、経営理念や上司の期待を的確に伝え、本人の行動を変容していくことは容易ではありません。

イオン株式会社は、従業員が200名に達した1959年から、人材育成に取り組んできた先進的な企業です。当セッションでは、イオン株式会社 ダイバーシティ推進室長兼経営人材・人事システムリーダーの江藤 悦子氏を迎え、2022年に実施し、成果を残した女性リーダー育成プロジェクトの全容を語って頂きました。

イオン株式会社は、1989年のグループ発足以来、企業の統廃合を繰り返しながら、8つの事業と286社を傘下に持つ巨大な事業体へと成長を遂げました。海外展開と事業の多様化が急激に進む中、企業理念に掲げる「革新」と「お客様第一」に基づく人材育成は急務でした。

イオンの前身であるジャスコ創業者の一人である岡田卓也氏の姉であり、ジャスコの礎を築いた小嶋千鶴子氏は、自伝『あしあと』の中で、「リーダーの養成と改革を受け入れる風土づくりが戦略中の戦略になる」と記しています。そこに記された人材育成の要諦は、世代を超えて社員に読み継がれ、今も変わらぬ風土としてイオングループに根付いています。

人材育成においては、トップの経営理念を現代のリーダーに浸透していく必要があり、その際に、「変わらない理念」と「変化していく外部環境」を統合していかなければいけません。何よりも、多様な人材を有し、その中から経営人材として育成候補者を見極め、資質の可視化を行い育成する必要があります。そうした人材育成に繋がるツールとして、アセスメントツールの「ProfileXT®」「CheckPoint 360°™」の活用例もお話し頂きました。

ツール導入の効果として、資質と行動を分けてそれぞれの特徴を明確にすることで、行動を変えるための具体的な指導が可能になったことが挙げられます。企業の枠を超えて女性リーダーが研修に参加することで、グループにおける自社の役割や価値を認識し、行動を自ら変えていくといった成果も得られました。

かつてのような経済成長が期待できない現代。貴重な人材それぞれの個性を理解し、適材適所で活躍してもらうことが、企業の経営を支えていくといっても過言ではありません。

変革を担う次の世代のリーダーの資質を可視化し、経営者育成や発掘、選抜に生かしていきたいと考えている方は、当セッションを大いに参考にして頂けるはずです。イオン株式会社の挑戦と軌跡から女性リーダー活躍のヒントを得たい方は、ぜひ以下より詳細をご覧ください。

動画申し込みURL：https://survey.zohopublic.com/zs/DPBqd8

2023年01月27日