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「MindLab48+」アトランタで開催される
パートナーを巻き込んだプロフェッショナルな商品開発

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2014年3月26日~28日、米国アトランタ市でJohn Wiley & Sons社主催の「MindLab48+」が開催され世界中から480名が参加。HRD社は優良パートナーとして表彰を受けることになり、代表取締役社長 韮原光雄が出席しました。

米国人材開発市場の現状レポート1

18か月に及ぶベータテストを経て新商品を開発

今回の「MindLab48+」は、①パトリック・レンシオーニ氏のベストセラーと「DiSC®」を組み合わせた新商品「The Five Behaviors of a Cohesive Team」のトレーニング、②同商品のマーケティング、③DiSC の顧客向けオンライン認定の仕組み、④EPICのバージョンアップの4つの分科会によって運営されました。 この①の新商品が日本において提供されるのはまだ先のことになりますが、「MindLab48+」を通じて見えてきたのは、ワイリー社の商品開発が、いかにパートナーやその顧客を巻き込んで実にきめ細かい研究開発プロセスを経て商品化されているかということです。どのようにすればチームが最高の成果を出せるかを、パートナーやその顧客自らが新商品を体験しワイリー社にフィードバックを繰り返すことによって、このアセスメントは開発されたのです。 実際に18か月に及ぶベータテストに参加した世界のパートナーは125に及び、このベータテストは3回実施されています。それらパートナーの顧客260社、300チーム、3,500人が商品開発プロジェクトに協力しています。 アセスメント開発企業とパートナーが一体となって商品を作り上げていく手法は、日本語版開発においても、より高品質のアセスメントや学習プログラムを開発するために大いに参考になるものでした。

ベストセラーと組み合わせたアセスメント

 「The Five Dysfunctions of a Team」は、組織開発、経営開発のコンサルタントであるパトリック・レンシオーニ氏の著作であり、250万部のベストセラーとなっています。この著作物はわが国でも、「あなたのチームは機能していますか?」として知られ、他にも「なぜCEOの転進先が小さなレストランだったのか」など、数冊が翻訳されています。 「MindLab48+」に参加したパートナーの中には、自分のトレーニングに彼の著書を利用している人も多く、その影響力の大きさに驚かされます。 それだけに、本書のコンテンツとDiSCを組み合わせたアセスメントベースの学習プログラムは、人材開発業界に強いインパクトを与えるものと期待することができます。

ワイリー社の商品開発力の実力を実感する

 「MindLab48+」の前日に行われた特別セッションでは、顧客を巻き込んだベータテストについてのレポートや、Mark Scullard博士による「Everything DiSC®アセスメント」の妥当性、信頼性リサーチに関する報告が行われました。新商品開発の舞台裏にも触れ、現在弊社開発チームが取り組んでいる「Everything DiSC Workplace®」の日本語版開発を加速させるものでした。 また、パートナーに対する事前アンケート集計結果によると、たとえば、「DiSCネットワークのパートナーとして何年間?」という問いに対して、アンケートでは「10年以上が48%」「5~10年が21%」「1~4年が23%」「1年が8%」などとなっており、10年以上が約半数にのぼっていること、そして、「新規顧客獲得のベストリソースは?」に対して、「取引先からの紹介が71%」で、「地元での講演会からが14%」という割合も注目に値します。 「MindLab48+」において、Mark Allin副社長は「我々Wileyは創業207年の上場企業である」という事実と、パートナーとの絆を繰り返し強調していましたが、同社の企業としての懐の深さ、商品開発力の力強さを痛感したカンファレンスでした。

2024年05月09日

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