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Barry

THE DAY AFTER TOMORROW

Wiley社取締役副社長兼執行役員 バリー・デイビス氏

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継続と変化=ニーズを特定し未来に投資する

バリー・デイビス氏は、Wiley社のタレントソリューション部門を統括する副社長・ゼネラルマネジャーで、特にアセスメント事業において連携するパートナー、顧客、学習者の強固なバリューチェーンづくりに尽力している。 Wiley社は創業200年を超える米国でも古い歴史を持った企業であり、書店、印刷業からスタートし、出版、学校教育分野そして社会教育分野までに事業分野を拡大、時代環境の変化に対応してきた。「ただ単に変化に対応するだけではなく、計画的に進化したサービスを提供することが重要です。未来学者のピーター・ヒンセン(Peter Hinssen)は『The Day After Tomorrow』の中で、我々はリソースの多くを現在に振り向けているが、そこから得られる価値は限定的なものであり、わずかしか振り向けられていない未来こそが実は大きな価値を作り出していると述べています。私たちWiley社もHRDグループもパートナーも、ここに着目することが大切であり、未来の繁栄を享受できる投資を行うことが重要です」ではどこに投資するか、デイビス氏は「バリューチェーンの活性化」が重要であり、バリューチェーンを構成するのは、Wiley社、HRDグループ、パートナー、顧客企業、そして学習者であると言う。そのためにWiley社はこれらの構成者を継続的に支援していくためにそのニーズと解決策を見出そうと努めていると力説された。未来の繁栄を享受するための投資に必要なものは、これからの社会の動向に対する鋭い分析である。デイビス氏はあらゆる分野にIT(Information Technology)が導入される時代にあっては、逆にヒューマンスキルこそキーになると言う。

ヒューマンスキルとテクノロジー

「AIやIT化が進めば進むほど、人としてのスキルや情緒的なスキルは、かつてないほど重要になります。一方でヒューマンスキルを高めるための人材アセスメントもまた、テクノロジーにより進化していきます。Wiley社は、そのヒューマンスキルにアプローチする人材アセスメントを、オンラインプラットフォームを介して提供しており、顧客ロイヤリティを測定するネットプロモータースコア(NPS)においても極めて高い評価を得ています。学習者は今日、パーソナライズされ、オンデマンドで常に接続されている状態を望んでいます。EPICとPACに代表されるように、Wiley社はこうした学習者のニーズを先取りし、テクノロジーを組織開発及び人材開発分野に活用してきました。これからも時代の変化に対応したテクノロジーと、それに基づくアセスメントの開発・提供を進めていこうとしています」デイビス氏はそう述べたうえで、HRDグループが日本にはじめてEverything DiSC ®ワークプレイスを導入し、日本の人材育成市場に革命をもたらしたことなどを挙げ、Wiley社とHRDグループとのきわめて深いつながりについて言及しています。「AFT2019に向けて、HRDグループとともにEverything DiSC ®マネジメント日本語版を開発してまいりましたが、このアセスメントはEverything DiSCシリーズの中でも世界で2番目に多く活用されており、約60万人のマネジャーがパーソナライズされたアプローチでトレーニングを受けています。日本のマネジメントに関わる人材が、このアセスメントによって潜在的な能力を最大限に発揮できることを願っています」と、基調講演を締めくくった。

2024年05月09日

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